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思いもよらずハラスメントと訴えられてしまったら

2025年11月24日12:20 PM

パワハラやセクハラなど、職場でのあらゆるハラスメントが許されないことは絶対ですが、突然、人事から呼び出されて、「あなたからハラスメントを受けたとの訴えがあった」と言われたら、誰しも冷静でいられることはできないのではないでしょうか。

そうした際、加害者とされた側にも様々な理由があり言い分は多々あったとしても、まず相手に不快な思いをさせてしまったことを十分反省し、この先どのように対応していくべきかを検討することが大切です。一方で、自分ではハラスメントと思い当たる行為をした覚えがないなど、全くの無罪とは言えないまでも、自分の記憶が被害を受けたと主張する相手の証言と食い違うケースも少なくなくはありません。

ハラスメントと指摘されたり、疑いをかけられた際に大切なのは、「自分のした発言や行為がハラスメントにあたるのかどうか」を正確に確認することです。被害者が被害状況を鮮明に記憶していて会社に告発しているのに対して、加害者とされる側は全く覚えていないのでは、被害者の言い分だけが通っていってしまいます。そのため、少しでも早く、できるだけ鮮明かつ具体的に当時の記憶を思い出すことが大事です。「自分の言動はハラスメントであって反省しなければならないのか」、それとも「ハラスメントではなかったのか」によって、その後の対応は大きく異なります。また、もしハラスメントであったと認識できた場合でも、「どれほどの重さのハラスメントだったのか」によって、その後に会社から受ける処分がハラスメントの重さに応じた相当な処分であるかの検討も必要になります。

例えば、セクハラという悪気はなく、無自覚なままに加害者になってしまう方もいらっしゃると思いますが、自身の行為が少しでもハラスメントであったと気付いたなら、しっかりと反省し、誠心誠意、相手に謝罪することが大事です。一方で、加害者側の判断で対面の謝罪を希望したり、早く安心したいからと事を急いてしまうと、二次被害と言われてしまう恐れがあります。また、加害者の真意が透けて見えてしまっていたり、加害者都合の進め方になっていれば、さらに被害者の怒りを買ってしまうことにもなりかねません。そのため、謝罪文を用意するなど、必ず人事や会社の相談窓口を通して真摯に相手側に謝罪することが必要です。

そして、なにより大事なことは、すぐにハラスメントと思われるような言動をやめることです。自分としては悪気はなかったとしても、結果として相手を不快にさせてしまった行為がどんなものであったかを反省し、いますぐ、これまでの言動や習慣を改め、同じ行為を絶対にしないようにすることが必須です。

立場が上になればなるほど、自分には自覚や記憶がなかったと思われることでも「煙」が立っただけで「アウト」であると強く認識し、前時代的な価値観やコミュニケーションは捨てて、メンバーが安心して働くことができる職場環境を作っていくことが上司の皆さんには求められています。皆さんの職場はどんな職場ですか。

カテゴリー:人事コンサルタントの雑感

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