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非正規社員から限定正社員への転換が進んでいます。

2014年9月15日 4:32 PM

総務省の労働力調査によると、この4~6月期に非正規社員から転職や自社登用で正社員に転換した人の数が99万人と前年同期に比べ22%増えたとのことです。これはリーマンショック後の雇い止めなどで非正規の転職が盛んだった2009年7~9月期の104万人以来の水準だそうです。

正社員に転換した人たちを年齢別にみると15歳~34歳が65%を占めており、人手不足になっている小売業やサービス業が必要な人材を囲い込む傾向にあり、これからも若い人たちの正規雇用に移る動きが続きそうです。しかし、その内容を見ると正社員から限定正社員への移行が多く、企業にとっても社員にとっても働く労働時間を短くしたり、働く場所を限定したりすることにより、会社のニーズや条件に合わせたこの限定正社員制度が選択されており、これからもさらに普及していくと思われます。

ただ、働く人全体でみると前の職業で正社員だった人が、新たに非正規社員になって働き始める人も多く、同じ4~6月期に正社員から非正規社員へ転換した人は、119万人で正社員に転換した99万人の人数を上回っています。新卒などを含めるとやや正社員の数が増えている程度で正社員化への移行や転換はまだまだのようです。

カテゴリー:人事コンサルタントの雑感

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